設立趣旨

戦争の時代とも称される20世紀は科学技術の目覚しい革新と相俟って,コンピュータならびに情報通信技術の飛躍的な発展を遂げた時代でもありました.コンピュータがごく限られた専門教育を受けた人々によって利用されるものと理解された時代から,パーソナルコンピュータの出現と合わせて一大飛躍を遂げたインターネットの普及により,その利用層は一気に一般家庭にまで広がりを見せました.

放送技術をはじめとする大容量の情報発信手段はこれまで一方通行通信としての利用にとどまっていましたが,今では光ケーブルやインターネット利用技術の急速な発展により,個人レベルにおいてさえも高速な情報の受発信が瞬時に自在に利用できる環境が整ってきています.

反面,このように手軽に情報の交換が可能になってみると,その技術を利用できる人と利用できない人との間には情報の価値を享受する面において大きな格差が生まれます.国も産業界も,従来は子供と高齢者層をコンピュータユーザと位置付けることを怠ってきましたが,少子高齢化社会の到来と経済発展の先細りに直面して,利用層拡大への対応を迫られています.平成14年度から実施に移される文部科学省の新学習指導要領によれば,小学生にもインターネット利用を含むコンピュータの活用に慣れさせることが明記されています.また,国の平成12年度の特別補正予算によって実施された都道府県市町村でのIT講習会事業も,ディジタルディバイドの存在を少しでも緩和するために取り組まれたものでした.

しかしながら,平成13年度における小金井市主催のIT講習会の企画運営を担った経験から振り返ると,受講者たちはようやく情報技術利用の光明を垣間見るに至った段階であり,たった一度だけの受講では容易に身につくものではないという声が強く,アフターフォローを求める多くの意見に出会ったことです.

そのために,私たちは特定非営利活動法人こがねいねっとを設立し,意欲ある専門技術者を募り,非営利団体として,情報技術利用関連の支援活動を通じて社会に貢献しようとするものです.これらの活動の目標は,小金井市及びその周辺地域の在住在勤在学者に対して,次世代の人材を育てる教育推進ならびに生涯学習の一環として情報技術利用に係る事業を行い,広く公益に寄与するものと致します.



ページ先頭へ移動